福岡市 ユマニチュード® 施設導入プログラム 実践者育成&施設内リーダー育成研修

ユマニチュードは役に立つのか ―平成28年度福岡市ユマニチュード® 施設導入プログラム中間報告会―

    事業目的

    福岡市では、認知症や医療ニーズをあわせ持つ要介護高齢者の増大が見込まれており、質の高いサービスの提供を支える介護人材の確保が、ますます重要になっています。しかしながら、医療・介護の現場では、認知症高齢者の方がケアに対して強い拒否を示すなどし、ケアする医療・介護の専門職の方々が、疲弊してしまうケースが少なくなく、介護者の精神的・身体的負担を軽減する取組みが喫緊の課題となっています。

    本研修は、病院や介護施設等の高齢者ケア現場において、医療・介護の専門職の方々が、認知症のことをよく理解し、認知症の人それぞれの価値観や個性などを尊重した、本人主体の介護を行えるような介護人材の育成と、認知症の人の生活の質の改善を図ることを目的として実施します。

    なお、実施にあたっては、コミュニケーション・ケア技法の1つで、認知症の行動・心理症状(BPSD)を低下させる、ケア従事者のバーンアウトを軽減するなどの報告がある「ユマニチュード」を用い、その導入効果測定も兼ねて行うものです。

    事業概要

    専門職向け研修

    ユマニチュードの施設導入に向けた『実践者育成研修』(2日間+2日間の計4日間)を本事業期間中に計10回、施設内での新たな実践者育成が可能な『施設内リーダー育成研修』(実践者育成研修受講後、追加で3日間+3日間の計6日間)を1回実施します。

    導入効果測定

    職員及び患者の皆さんにユマニチュード導入の効果測定を実施します。
    病棟・フロア・ユニット等(以下、まとめて「ユニット」とする。)の単位で、①ユマニチュードを導入するユニット[介入群]と②比較するユニット[非介入群]に対する同一の測定を実施します。
    分析結果は、各施設にフィードバックします。

    事前測定

    実践者育成研修開始前に、職員及び患者に対し、アンケートを実施※1します。

    1ヶ月目測定

    各参加機関全ての実践者育成研修完了後4週目に、事前測定と同一の測定を実施します。
    また、同意が得られた職員に対し、グループインタビュー※2を実施します。

    3ヶ月目測定

    1ヶ月目測定から8週目に、事前測定と同一の測定を実施します。
    また、同意が得られた職員に対し、グループインタビュー※2を実施します。

    ※1 アンケート所要時間は、患者向けが60分/人程度、職員向けが40分/人程度です
    ※2 グループインタビュー所要時間は、3~5名の参加で30~50分程度です

    導入時の費用負担

    1.  実践者育成研修  42,000円(税抜)/人  (通常:60,000円(税抜)/人)
    2.  リーダー育成研修  105,000円(税抜)/人  (通常:210,000円(税抜)/人)
    ※②非介入群ユニットへの実践者育成研修や、追加でのフォローアップ研修実施等、別の研修のご希望がある場合は、通常価格でのご提供です。
    ※福岡市 ユマニチュード® 施設導入プログラムの場合。

    応募要件

    導入対象となる病院・診療所・高齢者施設が福岡市内にあること。

    導入効果測定に対する協力

    1. 病棟・フロア・ユニット等の単位で、①ユマニチュードを導入するユニット[介入群]と②比較するユニット[非介入群]が準備できる。※1(比較に協力ができる2つ以上のユニットを有している。)
    2. 研修受講者に対するアンケートや測定データの提出等、効果測定に協力できる。※2
    3. 患者又は利用者及びその家族から測定データ提出等の効果測定への協力について同意を得ることができる。
    4. 効果測定期間(3ヶ月)を通じて、患者又は利用者等の測定データを取得することができる。
    5. その他、モデル事業の趣旨を十分に周知し、意欲をもって取り組める体制を整えることができる。

    ※1 同一機関内における導入効果を測定するため、参加はユニット等の単位を原則とします
    ※2 ユマニチュードを導入しない②比較するユニット[非介入群]についても、効果測定の調査協力が必要です

    職員及び患者の効果測定の項目
    職員 ケア所要時間、看護師感情労働評価、バーンアウト評価、精神健康GHQ-28、パーソナリティ特性評価尺度
    患者 年齢、性別、介護保険における介護度、認知症診断の有無、服用薬剤、離床の程度、
    Behavioral Pathology in Alzheimer’s disease(BEHAVE-AD)、
    Neuropsychiatric Inventory(NPI)による認知症行動心理症状(BPSD)、高齢者用多元観察尺度、QOL-D短縮版

    研修参加者と日程

    1. 参加施設は、①介入群となるユニットのうち、ユニットに所属する8割以上のケアスタッフ※1に実践者育成研修(4日間:講義、実技、病棟実習)を受講させる。※2,3
    2. 受講者は、期間内に開催を予定している実践者育成研修の10グループ(各グループの受講定員15名)のうち、いずれか1つのグループで受講する。
    3. 上記の実践者育成研修修了者のうち1名以上の受講者に、施設内リーダー育成研修(6日間:講義、実技、病棟実習、指導法等)を受講(実践者15~20名に1名以上が望ましい)させる。※4
    ※1 日常的にケアを行う、看護師、准看護師、介護福祉士、看護業務補助者、その他の介護職員
    ※2 実践者育成研修は10グループの開催を予定(研修についてはこちらを参照)
    ※3 研修は、ケアスタッフの他、医師、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士などのリハビリスタッフ、医療事務等全ての職種の従業者の受講も可能。ただし、参加条件である8割はケアスタッフのみを計算対象とし、ケアスタッフ以外の職種の従業者は含まない
    ※4 施設内リーダー育成研修は平成29年1月30日~3月17日の期間中のうち6日間を1回開催する予定

    施設及び従業者等の規模

    1. 比較ができる2つ以上の病棟数、フロア数、ユニット数等が必要です。
    2. 認知症又は軽度認知障害のある入院患者又は入所者の割合が、3割以上を対象とします。

    申し込み例
    ※1 患者数48名[①介入群]、45名[②非介入群]に対し、認知症又は軽度認知障害のある入院患者又は入所者の割合がそれぞれ3割以上
    ※2 [①介入群]となる対象ユニットのケアスタッフ40名に対し、その8割以上が参加
    ※3 施設内リーダー育成研修は、実践者15~20名に1名以上を推奨

    普及促進に対する協力

    1. 効果測定結果を、他の病院や介護保険施設・事業所、市民等に対する普及啓発時の資料として使用することを認めることができる。
    2. 病院名、施設名の公開を認めることができる。
    3. 患者又は利用者の家族に対して積極的に普及・啓発を行うことができる。
    4. 他の病院、介護保険施設・事業所から見学受け入れ等の依頼があった場合、業務に支障が生じない範囲で積極的に受けることができる。
    5. 施設内リーダー研修の受講者については、市が主催するセミナーや講演会に協力することができる。

    その他

    1. 研修会場の提供及び病棟での実習の支援をお願いすることがございます。
    2. 病棟実習を行う場合、病棟・病室の責任者または患者の責任者である医師または看護師等の立ち合いをお願い致します。
    3. ②非介入群ユニットなど、効果測定のアンケート等に協力していただいた方(平成28年11月~平成29年3月の実践者育成研修に不参加)については、平成29年4月から福岡市内で開催する研修への優先枠(通常価格)をご提供致します。

    お申し込み手順

    募集に関するスケジュール

    応募受付
    受付期間
    方式審査機関
    受付開始 〆切[必着]
    10月4日(火) 10月18日(火) 17:00
    1. 申込書類の提出
      別紙の申込書類に必要な事項をご記入の上、上記の受付期間中にFAX又はメールにて、「お申し込み・お問い合わせ先」にあるデジタルセンセーション株式会社までご送付ください。
    2. 方式審査
      申込書類は受領後「方式審査」を行い、申込書類に不備がないか確認いたします。
      万が一不備がある場合は、補正をお願いすることがございます。
      方式審査不備がない場合、または補正が行われた場合お申込みの受付とさせていただきます。 (※受付期間中に不備のない書類をご提出していただく必要がございます。)
    参加施設選定
    1. インタビュー審査[1機関あたり、10分~20分程度]

      応募要件を満たしているすべての機関の代表者もしくは申込責任者様に、申込書に記載の内容に沿って10分~20分程度インタビュー審査を実施いたします。
      お申込機関毎のインタビュー審査の日程は、申込書類の受付状況により下記の日程の中から決定します。日時と会場は、決定後申込責任者様にご案内します。

      • お申し込みの際には、予め下記の日程中いずれか10分~20分程度、インタビュー審査が行われることをご予定下さい。
      • 当日は、申込書の【附票】ユマニチュード®実践者育成&施設内リーダー研修 参加希望者名簿をご持参ください。
      全体の日程 会場
      インタビュー
      審査日
      10月21日(金)
      15:00~18:30
      福岡市役所 9階

      ※ベスト電器側
      特別会議室2
      (フロア番号:11)

      福岡市中央区天神1-8-1
      10月24日(月)
      10:00~18:30
      予備日
      ※この日程は、
      応募多数の場合に
      実施します。
      10月25日(火)
      9:30~18:30
      10月26日(水)
      9:30~18:30
      持ち物 【附票】ユマニチュード®実践者育成&施設内リーダー研修 参加希望者名簿
      ※インタビュー審査の日程は、お申込書類の受付状況や、方式審査の結果により時間が前後する場合がございます。
    2. 総合審査と研修グループ調整 [~10月31日(月)]
      インタビュー審査後から10月31日(月)までの期間、インタビュー審査とお申込書類の内容から、こちらの選定方法ならびに選定の考え方の選定基準により総合審査を行います。本期間中は、申込責任者様に、研修グループの調整に関してご連絡申し上げる場合がございます。
    結果発表

    11月1日(火)に、審査結果を当社より申込責任者様お知らせします。
    受講が決まった機関には、受講決定通知書、受講及び受講料金等のご案内を送付します。

    受講料納付

    11月1日(火)~11月15日(火)の期間中に、受講料金の納付をお願い致します。
    当社で納付の確認が取れない場合、キャンセル扱いになることがあります。

    受講者票送付

    受講料の納付確認後、受講者票を申込責任者様に送付します。
    受講者票は、受講者本人が研修当日に研修会場の受付までご持参ください。

    キャンセル・変更等について
    インタビュー審査後は、以下の通りキャンセル料が発生します。
    キャンセル・変更等については、速やかに当社までご連絡ください。
    受講者の変更は、研修初日の3営業日前までお取り扱いすることができます。
    研修日程途中での受講者変更はできません。
    受講辞退の手続完了日 キャンセル料
    インタビュー審査後から11月6日(日)まで 受講料の50%
    11月7日(月)以降 受講料の全額

    研修について

    研修及び導入効果測定のスケジュール

    • 研修実施前の11月1日(火)~11月11日(金)の期間中に事前測定を実施します。
    • 実践者育成研修は、1グループ当たり前期2日間+後期2日間(途中1週間程度の間が空きます)の計4日間で実施します。
      下記表のA~Eの日程中それぞれ各2グループを開催し、最大10グループの研修を行います。
    • 1ヶ月目測定は、1月23日(月)~27日(金)の期間中に実施します。
    • 3ヶ月目測定は、3月20日(月)~24日(金)の期間中に実施します。
    • 施設内リーダー育成研修は、受講者決定後に日程調整を行い、1月30日(月)~3月17日(金)の期間中、6日間開催します。
    • 研修は全て、各日とも9:00~17:00で開催します。

    参加グループの選択

    • 各グループの定員は15名です。
    • 参加するグループはご自由に選択していただけますが、できるだけ均等になるようグループ分けをお願いします。
    • 特定のグループに希望が集中した場合、調整をお願いすることがあります。
    • 研修途中でのグループ変更はできません。
    • 参加人数が10名未満のグループは、日程変更や開催中止となる場合があります。
    • 希望のグループは、参加者の選定後※1、申し込みの先着順で決定します。

    ※1 選定の考え方はこちらを参照

    例: 病院a、病院b、施設cから参加がある場合

    導入施設の選定

    選定方法

    1. 方式審査
      ご提出いただいた申込書類に不備がないか確認し、必要に応じて補正をお願いすることがございます。
      補正ができない場合は、お申し込みをお断りする場合がございます。
    2. インタビュー審査
      ご提出いただいた申込書類の記載事項をもとに、インタビューを実施いたします。
    3. 総合審査
      ご提出いただいた申込書類とインタビュー審査をもとに、応募要件を満たしてることを確認いたします。
      定員を超えるご応募があった場合は、本事業の目的に鑑みて参加施設を選定いたします。
      (下記の「選定の考え方」をご参照ください。)

    選定の考え方

    1. ユニットあたりの参加者の割合が高い施設・病院等を選定します。
      (本研修参加者数/ユニット従業員数)
    2. 1.が同率の場合は、ユニットあたりの認知症患者・入居者の割合が高い施設を選定します。
      (認知症患者数/ユニットの患者数・入居者数)
    3. 2.が同率の場合は、ユニットあたりの参加者の数が多い施設・病院等を選定します。
      (本研修参加者実人数)
    ※ただし複数の施設への導入効果を測定することが好ましいため、単一施設からの応募者が極端に多い場合は、各施設の人数の調整を依頼することがあります。
    ※本事業では、適切な研修実施の観点から、参加者数の上限を事業全体で150名としております。
    150名以内かつ最大限の受講を実現するため、調整の結果、1.2.3.の手順で定めた優先順位が前後する可能性がある旨ご了承ください。
    ※比較対象となるユニットも研修に参加するユニットと同程度の条件を揃えていることが求められます。
    ※参加施設に地域の偏りがある場合は、調整することがあります。

    応募資料

    種類 ファイル
    募集要項 募集要項
    申込書 申込書(PDF)
    申込書(Word)

    お申し込み・お問い合わせ先

    ※本事業は、福岡市が下記事業者に委託し、実施するものです。

    運営デジタルセンセーション株式会社 ユマニチュード事業部
    住所〒430-7712
    静岡県浜松市中区板屋町111-2浜松アクトタワー12階
    TEL050-6865-2626(平日10:00~17:00)
    FAX053-415-9990
    Mailinfo@humanitude.care
    本事業は、福岡市が下記の3者に委託し実施するものです。
    ユマニチュードの日本国内普及は、国内インストラクターが所属する独立行政法人国立病院機構東京医療センターと、デジタルセンセーション株式会社が共に推進しています。
    アクセンチュア株式会社  東京医療センター  デジタルセンセーション株式会社

    リンク