平成29年度 福岡市 ユマニチュード® 施設導入プログラム 実践者育成4日間研修

受付終了しました

    事業目的

    福岡市では、認知症や医療ニーズをあわせ持つ要介護高齢者の増大が見込まれており、質の高いサービスの提供を支える介護人材の確保が、ますます重要になっています。しかしながら、医療・介護の現場では、認知症高齢者の方がケアに対して強い拒否を示すなどし、ケアする医療・介護の専門職の方々が、疲弊してしまうケースが少なくなく、介護者の精神的・身体的負担を軽減する取組みが喫緊の課題となっています。

    本研修は、平成28年度に引き続き認知症コミュニケーション・ケア技法「ユマニチュード」を用い、下記を目的として国立病院機構東京医療センターの研究も兼ねて実証実験を行うものです。

    1. 病院や介護施設等の高齢者ケア現場において、認知症の人それぞれの価値観や個性を尊重した、本人主体の介護を行えるような介護人材の育成と、認知症の人の生活の質の改善を図ること。
    2. 「自立支援・重度化防止に向けた科学的介護の実現」に資するデータを蓄積すること。

    この事業は福岡市健康先進都市戦略の一つとして、高齢者に質の高いケアを提供できる専門職の教育システムの構築とその持続をめざすパイロット事業として始まりました。

    初年度は高齢者へのケアを提供する専門職に基本技術を学んでいただき、その効果を検討する先行研究を行い、新しい技法を大きな負担なく学び実践できたことが示唆されました。

    2年目の本年度は、昨年の経験を踏まえ、より教育効果の高いプログラム内容とし、さらに現場の負担ができるだけ少ない評価方法を用いることによって、包括的ケア技術の導入を検討している福岡市内の介護・医療施設のみなさまに参加しやすい環境を整えました。多くの方々のご参加をお待ちしています。

    国立病院機構 東京医療センター 総合内科 医長 本田 美和子

    事業概要

    専門職向け研修

    ユマニチュードの施設導入に向けた『実践者育成4日間研修』(2日間+2日間の計4日間)を計4回実施します。

    導入効果測定

    職員及び患者・利用者の皆さんにユマニチュード導入の効果測定を実施します。
    病棟・フロア・ユニット等(以下、まとめて「ユニット等」という。)で主としてケアを行う職員のチームを構成している単位(看護体制等)を1ユニットとして、ユマニチュードを導入を目指すユニットに対する測定を実施します。

    事前測定

    実践者育成研修開始前に、職員及び患者・利用者に対し、アンケートを実施1します。

    1ヶ月後測定

    各参加機関全ての実践者育成研修完了後1ヶ月後を目途に、事前測定と同一の測定を実施します。

    3ヶ月後測定

    1ヶ月後測定から2ヶ月後を目途に、事前測定と同一の測定を実施します。

    6ヶ月後測定

    3ヶ月後測定から3ヶ月後を目途に、事前測定と同一の測定を実施します。

    グループインタビュー

    1ヶ月後、3ヶ月後、6ヶ月後の測定時の状況により必要な場合は、同意が得られた職員に対し、グループインタビュー2を実施します。

    1. アンケート所要時間の目安は、患者・利用者向けが60分/人程度、職員向けが40分/人程度です
    2. グループインタビュー所要時間は、3~5名の参加で30~50分程度を予定しています

    導入時の費用負担

    実践者育成4日間研修 
    84,000円(税抜)/人
     
    (通常:150,000円(税抜)/人)
    追加でのフォローアップ研修実施等、別の研修のご希望がある場合は、通常価格でのご提供です。

    応募要件

    導入対象となる病院・介護施設等の事業所が福岡市内にあること。

    導入効果測定に対する協力

    1. ユマニチュードの導入を目指すユニット等1(以下、「介入ユニット」という。)が準備できる2
    2. 研修受講者に対するアンケートや測定データの提出等、効果測定に協力できる。
    3. 患者又は利用者及びその家族から測定データ提出等の効果測定への協力について同意を得ることができる。
    4. 本研修の効果測定期間に行うすべての効果測定において、患者又は利用者等の測定データを取得することに協力ができる。
    5. その他、モデル事業の趣旨を十分に周知し、意欲をもって取り組める体制を整えることができる。
    1. 病棟・フロア・ユニット等で主としてケアのチームを構成している単位(看護体制等)
    2. 導入効果を測定するため、参加はユニット等の単位を原則とします
    効果測定の項目
    対象 測定項目
    職員 年齢、性別、ケア経験年数、看護師感情労働評価(ELIN)、バーンアウト評価(MBI)
    患者 年齢、性別、介護保険における介護度、既往歴、認知機能評価(CDR)
    日常生活機能評価(BI)、手段的日常生活動作評価、神経心理評価(NPI-NH)
    コミュニケーション評価(Humanitude Score)
    介入ユニットの参加要件
    1. 介入ユニットのケアチームの内、8割以上3のケアスタッフ4に研修を受講5させることが望ましい。
    2. 介入ユニットに65歳以上の入院患者又は利用者の方がいること。
    3. 研修受講者は、4つの研修グループ(1グループの定員15名)のうち、いずれか1つのグループで受講すること6
    1. ユマニチュードの効果的な導入を図るための推奨する割合です。ユマニチュードを実践できるケアスタッフを同じユニット等にすべての時間帯で配置できるようにすることで、スムーズな導入だけでなく、患者・利用者にとって大切なケアの継続性を保ちやすくすることを目指します
    2. 日常的にケアを行う、看護師、准看護師、介護福祉士、看護業務補助者、その他の介護職員
    3. 研修は、ケアスタッフの他、医師、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士などのリハビリスタッフ、医療事務等全ての職種の職員の受講も可能。ただし、選定条件はケアスタッフのみを対象とし、ケアスタッフ以外の職種の職員は含みません
    4. 研修は、日程をずらした4グループの開催を予定しています。日程は「研修について」を参照ください

    参加対象機関及び職員等のモデルケース

    普及促進に対する協力

    1. 効果測定結果を、他の病院や介護保険施設・事業所、市民等に対する普及啓発時の資料として使用することを認めることができる。
    2. 研修受講者が写る、研修風景写真等を、他の病院や介護保険施設・事業所、市民等に対する普及啓発時の資料として使用することを認めることができる。
    3. 病院名、施設名の公開を認めることができる。
    4. 患者又は利用者の家族に対して積極的に普及・啓発を行うことができる。
    5. 他の病院、介護保険施設・事業所から見学受け入れ等の依頼があった場合、業務に支障が生じない範囲で積極的に受けることができる。
    6. 市が主催するセミナーや講演会に協力することができる。
    7. 市の事業やユマニチュードに関連して、各種報道機関からの取材依頼があった場合、その取材に協力することができる。

    その他

    1. 講義・実技演習を行う研修会場(会議室・教室・講堂等)の提供、及び病棟・居室フロア等でのベッドサイド実習の受け入れをお願いすることがございます。
    2. ベッドサイド実習は、清潔ケア、食事介助、コミュニケーション等、普段行われている日常のケアをユマニチュードの技術を用いながら実施します。
    3. ベッドサイド実習を行う場合、病棟・病室・フロアの責任者または患者・利用者の責任者である医師、施設長または看護師等の立ち合いをお願い致します。

    お申し込み手順

    募集から研修実施までのスケジュール

    応募受付

    受付期間 受付開始 〆切[必着]
    829日(火) 927日(水) 17:00

    別紙の申込書類に必要な事項をご記入の上、上記の受付期間中にFAX又はメールにて、
    「お申し込み・お問い合わせ先」にあるデジタルセンセーション株式会社までご送付ください。

    参加施設選定方法

    1. 書類審査

      ご提出いただいた申込み書類の記載事項をもとに、書類審査を実施致します。

      1. 提出いただいた申込書類に不備がないか確認し、必要に応じて補正をお願いすることがあります1
      2. 介入ユニットのケアチームの内、本研修を受講するケアスタッフの割合(以下、「受講者割合」という。)が高い施設・病院を選定します。
        ※参考:審査項目と評価点の算出方法について
      3. 介入ユニットの平均在院・在所日数の長いところを選定します。
        ※参考:審査項目と評価点の算出方法について
      4. 施設の特徴や導入理由を踏まえて選定します。
        ※参考:評価点 1-10点
      5. 書類審査の結果、同点の場合は、ユニット等あたりの受講者数が多い病院・施設を選定します。
      ※ただし複数の施設への導入効果を測定することが好ましいため、単一施設からの応募者が極端に多い場合は、各施設の人数の調整を依頼することがあります
      ※参加施設に地域や事業種別、規模等の属性の偏りがある場合も本事業の目的を鑑みて、調整を行うことがあります
      ※本事業では、適切な研修実施の観点から、受講者数の上限を事業全体で60名としております。60名以内かつ最大限の受講を実現するため、調整の結果、書類審査の選定方法で定めた順位が前後する可能性がある旨ご了承ください
      ※上記にかかわらず適切な研修実施のために必要な条件の整う病棟実習・講義会場の受け入れが可能な機関・施設を優先することがあります
      ※昨年度の施設導入プログラムに参加いただいた機関の参加ユニット等は対象外とさせていただく場合があります
      1. 補正が必要な場合に補正が行われない場合は、お申込みを不受理とさせていただきます。
      審査項目と評価点の算出方法について
      項目 算出方法 評価点
      受講者割合
      1. 日常的に介入ユニットでケアを行っているケアスタッフを対象とします。
      2. 雇用形態に関わらず、介入ユニットにおける1週間の勤務時間(以下、「所定労働時間」という。)のすべてを勤務する場合を「常勤」、それ以外を「非常勤」とし、非常勤の場合は、3.の換算人数を用いて割合を計算します。
      3. 換算人数は、次の式により求めます。ただし、常勤者が勤務すべき1週間の所定労働時間が、32時間未満の場合は、分母を32時間とします。
        換算人数 = 非常勤職員の1週間の勤務延べ時間数(残業除く)
        常勤者が勤務すべき1週間の所定労働時間
      4. 受講者割合は、下記の(a)~(g)の数値を求め算出します。
        (a)介入ユニットに関わる全ケアスタッフの数
        (b)(a)の内、常勤者の数
        (c)(a)の内、非常勤者の数
        (d)(c)を上記の式で算出した換算人数
        (e)(b)の内、研修受講者の数
        (f)(c)の内、研修受講者の数
        (g)(f)を上記の式で算出した換算人数
        受講者割合 = (e)+(g)
        (b)+(d)
      • 3割未満
        ― 0点
      • 3割以上5割未満
        ― 1点
      • 5割以上7割未満
        ― 5点
      • 7割以上8割未満
        ― 7点
      • 8割以上
        ― 10点
      平均在院日数2 介入ユニットもしくは、介入ユニットの含まれる病棟等の直近1年間の平均在院日数を算出してください。
      平均在院日数 = 1年間の在院患者延日数
      1年間の(新規入院患者数+退院患者数)÷2
      • 60日未満
        ― 0点
      • 60日以上90日未満
        ― 3点
      • 90日以上
        ― 5点
      平均在所日数 介入ユニットもしくは、介入ユニットが含まれる施設の直近1年間の平均在所日数を算出してください。
      平均在所日数 = 1年間の入所者延日数
      1年間の(新規入所者数+退所者数)÷2
      1. 厚生労働省の行う病院報告の算出方法に準じます。
    2. 電話インタビュー [必要に応じて10分程度行う場合があります]

      書類審査の結果、効果測定に関する条件、研修の実施に関する条件、施設規模等、本事業の目的に鑑みて類似の条件となる申込み施設に対して、電話によるインタビューを実施する場合がございます。

      インタビューの日程は、書類審査の状況により下記の日程の中から決定します。
      お申し込みの際には、予め下記の日程中いずれか10分程度、お電話によるインタビューが行われることをご予定下さい。

      電話インタビュー 10月12日(木)
      10月13日(金)
    3. 研修グループ調整

      10月19日(木)までの期間、申込責任者様に、研修グループの調整に関してご連絡申し上げる場合がございます。

    選考結果発表

    10月20日(金)に、選考結果を当社より申込責任者様お知らせします。
    受講が決まった機関には、受講決定通知書、受講及び受講料金等のご案内を送付します。

    受講料納付

    10月20日(金)~11月10日(金)の期間中に、受講料金の納付をお願い致します。
    当社で納付の確認が取れない場合、キャンセル扱いになることがあります。

    受講者票送付

    受講料の納付確認後、受講者票を申込責任者様に送付します。
    受講者票は、受講者本人が研修当日に研修会場の受付までご持参ください。

    キャンセル・変更等について

    選考結果発表後からは、下記の通りキャンセル料が発生します。
    キャンセル・変更等については、速やかに当社までご連絡ください。
    受講者の変更は、研修初日の3営業日前までお取り扱いすることができます。
    研修日程途中での受講者変更はできません。

    受講辞退の手続完了日 キャンセル料
    10月20日(金)から10月31日(火)まで 受講料の50%
    11月1日(水)以降 受講料の全額

    研修について

    研修及び導入効果測定のスケジュール

    • 研修実施前の11月1日(水)~11月10日(金)の期間中に事前測定を実施します。
    • 実践者育成4日間研修は、1グループ当たり前期2日間+後期2日間(途中1~2週間程度の間が空きます)の計4日間で実施します。下記表のグループ1~4の日程で最大4グループの研修を行います。
    • 1ヶ月後測定は、1月15日(月)~31日(水)の期間中の実施を予定1しています。
    • 3ヶ月後測定、6ヶ月後測定の日程は、実施する1~2週間前に調整を行います。
    • 研修は全て、各日とも9:00~17:00で行います。
    1. 測定対象のユニットの状況により、実際の測定日は前後する可能性があります

    研修の概要

    種別 研修内容 目標
    講義
    • 歴史と哲学
    • 4つの柱
    • 5つのステップ
    • 正しいレベルのケアの選択
    • 記憶のメカニズム 他
    ユマニチュードの哲学及び具体的な実践方法(技術)に関する基本知識を習得する。
    実技演習
    • 移乗・移動
    • おむつ交換
    • 立位援助 他
    ユマニチュードの哲学に基づいた技術を習得する。
    病棟(ベッドサイド)実習
    • 5つのステップの実践
    • レベルに応じた判断やケアができる
    講義及び実技演習で習得した知識と技術を、日常のケアで実践するための経験を獲得する。
    研修内容は、参加施設の事業種別、研修会場の協力施設の状況等により変更される場合がございます。

    参加グループの選択

    • 1グループあたりの定員は、他の参加施設と合わせて15名です。
    • 参加するグループはご自由に選択していただけますが、できるだけ均等になるようグループ分けをお願いします。
    • 特定のグループに希望が集中した場合、調整をお願いすることがあります。
    • 研修途中でのグループ変更はできません。
    • 参加人数が10名未満のグループは、日程変更や開催中止となる場合があります。
    • グループ毎に会場が異なる場合があります。また、日程により開催会場間で移動をお願いすることがあります。
    • 受講のグループは、参加者の選定後、申し込みの先着順で決定します。

    申込資料

    種類 ファイル
    募集要項 募集要項
    申込書 申込書(PDF)
    申込書(Word)

    お申し込み・お問い合わせ先

    ※本事業は、福岡市が下記事業者に委託し、実施するものです。

    運営デジタルセンセーション株式会社 ユマニチュード事業部
    住所〒430-7712
    静岡県浜松市中区板屋町111-2浜松アクトタワー12階
    TEL050-6865-2626(平日10:00~17:00)
    FAX053-415-9990
    Mailinfo@humanitude.care
    本事業は、福岡市が下記の2者に委託し実施するものです。
    ユマニチュードの日本国内普及は、国内インストラクターが所属する、独立行政法人国立病院機構 東京医療センターと、デジタルセンセーション株式会社が共に推進しています。
    東京医療センター  デジタルセンセーション株式会社